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JASRAC  公正取引委員会  文化庁  立ち入り調査  利益  独占禁止法  

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JASRACに対する公正取引委員会の独禁法違反立ち入り調査についての考察。JASRACは本当に悪者か?

   ↑  2010/10/20 (水)  カテゴリー: コラム
まず、この記事は単にJASRACや包括契約を批判するものではない。という立場を明確にしておく。

問題はジャスラックや包括契約そのものではなく、現状の「市場競争が起こりにくいシステム」だと思う。
これに対して、改善案を提示できたらなぁという思いはある。
テレビじゃ全然議論されない問題だし、色々ソース集めて問題提示できたらいいと思っている。
そこがテレビのようにしがらみのないブログの面白さでもあると思ってたり。

【社会】JASRACに公取委が独占禁止法違反(私的独占)で排除命令へ、新規参入を阻害 (痛ニュー速報)のスレによると、

テレビなどで放送される音楽の使用料をめぐり、社団法人「日本音楽著作権協会」(JASRAC、東京都渋谷区)
が同業者の新規参入を阻んでいるとして、公正取引委員会はJASRACに対し、独占禁止法違反(私的独占)で
排除措置命令を出す方針を固め、事前通知した。


だそうだ。
ソースは2009年2月7日03時03分の読売新聞だけど、テレビではこれはニュースになったのかな?

JASRACはNHKや民放各局との間で、著作権を管理するすべての曲の放送や放送用録音を一括して認める
「包括契約」と呼ばれる形態の契約を結んでいるが、大幅な見直しを迫られる。

関係者によると、JASRACの管理する楽曲数が圧倒的に多く、包括契約では一定額を支払えば、その楽曲を
好きなだけ使えるため、放送局側にとって別の業者と新たな契約を結ぶことはコスト増につながる。

公取委は契約形態が新規参入を阻害していると指摘。JASRACに、こうした状態の解消を命じる方針だ。

排除措置命令では、解消の具体的な方法には触れない方向で調整しているが、公取委では、JASRACの
管理する楽曲と他の業者の管理する楽曲が放送で使用された比率を調べ、JASRACが使用料を配分する仕組みを作ることなどを想定している
とみられる。

文化庁によると、「著作権等管理事業法」の施行によって、JASRACの著作権管理事業の独占状態が解消された
2001年以降、11社が新規参入したが、放送分野への進出は2社だけ。

JASRACが99%以上のシェア(市場占有率)を占めている。
包括契約は各放送局の前年度の放送事業収入の1・5%を使用料と定めており、07年度にJASRACが
集めた使用料は約265億円に上る。


つまりわかりやすく言うと、
包括契約は、
「各放送局の前年度の放送事業収入の1・5%」
をJASRACに支払うことで、
好きに曲を流してもいいですよー、と一括管理する方法のようで、
JASRAC契約の曲を使用すると放送局はJASRACに1.5%支払い、
大塚愛の金魚花火などJASRAC以外のイーライセンスなどの著作権団体に加盟している曲を使用した場合、
「JASRACに支払う1.5%+その他の著作権団体に支払う金」
と、コストが余分にかかることになる。
というわけで、余計にコストをかけたくない局側はJASRAC曲を使用、その他の団体に加盟した曲はなかなか使われない、結果音楽事務所はJASRAC以外の著作権団体に加盟することがなくなる。これが独占状態を生み出す原因になっているのではないか?というわけだ。

仮に、「他の著作権団体も包括契約の仕組みをとり、サービス・コストパフォーマンス共にJASRACより上」という著作権団体が新しくできた場合でも、既にJASRAC加盟曲が99%を占める市場において、どの局もJASRAC曲を使用するのが前提になっている現状、新規参入するには圧倒的に不利な状況なのは間違いない。たとえばMステでアーティストが「好きな曲」を挙げる時、非加盟の曲を挙げたら流せないから、そこは加盟の曲を挙げなければならないとか、そういった制約も出てくるだろう。そしてそういった制約があればあるほど、JASRAC以外の著作権団体は不利になるのだ。



大御所アーティストが良心で、JASRAC以外のところに加盟してヒット曲を出してなんとか局側に使用させるとか、そういうことでもしない限りは、厳しいだろう。ミスチルやスピッツは確か、JRCという別団体に加盟してる曲も多いはず。

根本的なシステムを変えない限り、ローコストにするため基本的一社に担わせる形は変わらないだろうから、料金・サービス面での競争が起こりづらく、そこは問題があると思う。

「管理する楽曲と他の業者の管理する楽曲が放送で使用された比率を調べ、JASRACが使用料を配分する仕組みを作る」
っていうのは、いい案なんじゃないのかな。

ちなみに坂本龍一は、自身が立ち上げる
自由を我らに(リンク)
というページにおいて、JASRACの独占状態を非難している。
1998年の記事で、現在では法改正もあり新規参入した会社もあるのだが…
JASRACに手出しできない文科庁
という記事においてその新しい法の不備が指摘されている。

--------------
今回の件についてのJASRAC側の見解
・JASRACは放送事業者に対し、他の管理事業者の管理著作物を利用しないよう要請するといった反競争的な指示・要求などを一切していない
なるほどこれはわかる。
・今回の命令では、具体的にどのような方法で放送使用料を算定すべきなのかが明確でない。放送使用料は放送事業者側とJASRACの間の協議で決まることであり、JASRACが管理する楽曲を利用した割合が放送使用料に反映されなくとも問題ではない
ちょっとこれはわかりづらいな。
「具体的にどのような方法で放送使用料を算定すべきなのかが明確でない」
はわかる。改善案を提示されないことには動けないものな。企業としては法に違反しているわけでもないし、動く必要もない、と判断するだろうし。
「放送使用料は放送事業者側とJASRACの間の協議で決まることであり、JASRACが管理する楽曲を利用した割合が放送使用料に反映されなくとも問題ではない」
これは、局側とJ側が、使用する割合を放送使用料に反映させなくてもいい、といっているんだから、
反映させる必要はないんじゃないか。ってことだよね?
今回の指摘は公取やいわば第三者から「使用する割合が放送使用料に反映されないこと問題ではないか?」
といわれているわけだから、この2局が問題ではない、と言うこととは関係ないのでは?
ちょっとわかりづらいな。

・放送事業者が利用した音楽著作物の明細をすべてJASRACに報告することは、JASRAC単体では実行不可能
これは確かにそうだと思うね。
利用する度にJASRACに報告や確認をとる→コストと時間が多分にかかる。


・JASRACに支払われる使用料はあくまでもJASRACの管理著作物に対する対価であり、JASRAC以外の著作権者や著作権管理団体が管理する著作物の利用状況をJASRACが把握・考慮することはかえって公正かつ自由な競争に反する
確かにそうなんだよな。JASRAC側が考慮する必要はなくて、どちらかというと、法整備の問題な気がする。
まぁ現状「公正かつ自由な競争」っていう状況になってないんだから、そこは温情込めて考慮してやれよとも思うが、企業側としては当然のことなのかもしれない。が、単なる利益追求企業と違って公益法人なわけで、JASRAC側からも歩み寄る余地があるような気がする。公益法人がなんなのかよくわかってない上の発言なので間違えているかもしれない。


結局は、独占状態が続くシステムが出来ていることが問題なんじゃないかな。
フランチャイズだって保険会社だってコンビニだって牛丼だって、競合他社がいるからこそ価格やサービスが切磋琢磨される中でよくなるのであって、そういう状況になりづらい、
「99%」
も独占している状態というのは、異常なんじゃないかな、と思う。
ということで、独占状態をなくしつつ、著作者に使用分分配させるための改善案を考えてみよう。


▼俺の改善案▼


別の機関が、曲と著作権関係を全てデータベース化して、
「著作者」「時間あたりの使用料」「加盟する著作権団体」
といった情報を、全ての人が参照できるようにする。
使用する側は、データベースを参照し、データベースからログインして申請、使用料金を振り込む。
振り込まれた金額のいくらかの割合が著作者に支払われる。申請せずに使用されたことが発見された場合、
法律違反となる。月末に、月使用分まとめて申請することができる。

ってのはどうだろうか?
ネットで著作物が氾濫することで、より著作権になってシビアになってきたと思うし、これまでのように
一括で徴収というシステムが合わない時代になってきたんじゃないか?時代と共にシステムは変わるべきだし、
それは政治側で整備していくもんだと俺は思うけどねー。

そのためには、そのデータベースの管理団体がJASRACよりも上位の存在として成り立つ必要があるけどね。
ある程度の強制力をもたせるには、政府の介入が必要なんじゃないかと思う。ただ、そこが組織として腐敗しないようにするために考えなきゃいけないことも多いと思う。

▲--------------------▲


■それと、JASRACの包括契約で俺が一番問題だと思う点


・JASRAC登録曲は、使用料を払えば、流し放題流していいということ。
→つまり、繰り返し使われても、1回しか使われなくても、その都度回数をチェックしているわけではないし報告もされないだろうから、権利者に支払われる対価は対等ではなくなってくるのではないか?
支払われる料金の根拠が不明瞭なため、JASRAC側から分配される額納得できない人がたくさん出てくると思う。

忌野清志郎の「ロックで独立する方法」という著書で、印税の割合について詳しくグラフになっているのを観たが、著作者よりもJASRACに支払う金額が多く、さらに事務所に支払い、それにプレス代も払うため、著作者なのに印税数%だけかよ。納得できねぇ!自分で自由にやってやるぜ!というようなことが書いてあった。
ちなみに君が代問題は、事務所を自分で立ち上げて、広告費が殆ど捻出できなかったので、
問題起こして注目してもらおうという戦略でやったらしい。面白い人だよな~

ちなみに、JASRACライバルのイーライセンスは、包括許諾契約は結んだものの料金は「1曲あたり」精算だという。コストの面では、1曲ごとの方が余計にかかる。
局側としてはJASRACのシステムの方が1曲ごとに確認をとる必要がなく自由に使えるため、都合がいいわけだ。
また、JASRACに独占してもらっていたほうが、煩雑な多重契約をせずに済むから楽でいいという背景もある。

しかし著作者側がらしたら、一括で計算されるよりは、一曲ごとに計算されたほうがいいと思う。
が、上述した通り放送局側のコスト削減のためJASRAC以外の曲が採用されにくい現状がある。
アーティスト側からすれば、
「より透明性がありより公平な額の著作権料を受け取るためには、JASRAC以外」
「より多くの露出を確保するには、JASRAC」
と、登録の取捨選択を考えた結果、殆どのテレビで流される機会を失うJASRAC以外の団体にはなかなか積極的に登録できない現状があるといえる。

さて、
ニセモノの良心
という個人ブログにおいて、もうひとつ問題点が書かれていた。


あとはJASRACの著作権信託契約約款に1点まずい点が見られる。3条「委託者は今持っている全ての著作権と将来取得する全ての著作権を信託しなければならない」とかなんとかそんな感じ。適当携帯ライフ!

しかしこれは過去の取引による優越的地位により将来の契約を制限するという、公正な競争を阻害する規定、つまりもろに独占禁止法に触れかねないと思う。7年経っても信託先がバラけない原因だし。
(但し、僕は独占禁止法について大学生の時に勉強したきりなのでそこまで詳しくない)

実際のところ、直ちに包括契約を止める訳にはいかない。これはJASRACというか利用者にとって。つか困る。

なので今回の落としどころとしては、上記約款の変更、つまり権利者に今後の信託先の選択権を解放するというのは、考えられる線ではないだろうか。

うーん、現実的。
でも実際そんな風になりそうだね。
公安って強制力あるんだっけ?確か法的な強制力はないから、やっぱり法整備をして競争できる状況をつくるべきだと思うけどなぁ。



ニュースソース↓
公取委,独禁法違反の疑いでJASRACを立ち入り検査(2008/04/23) (長谷川 博=日経ニューメディア)

JASRACは独占禁止法違反? 音楽著作権の管理をめぐる闘い イーライセンス社長とNHK職員が証言
「法 治 国 家 つ ま み ぐ い~ 六法全書で ニッポンを覗こう! ~」というブログの記事。イーライセンスという零細著作権団体とJASRACの2009年7月27日に行われた、公正取引委員会審判廷JASRACの独占禁止法違反(排除命令)事件<第1回審判>での裁判上での争いがわかりやすく書かれている。弁護士や法務が優秀なのもあるだろう、JASRAC側が優勢に話を進めているようにも見える。


JASRACと独占禁止法については以上。
皆さんはどう思いましたか?

----------------------------
あとがき。的な

JASRACについては、非常にシビアで、
・JASRAC自体が利益を出しすぎている割に、著作者への分配が少ないのではないか?
という別の問題もよく騒がれている。

JASRAC のここが疑問だ
というブログにおいては、

JASRACのHPの会計報告をみて、
1)JASRAC の社員数は 500人程度
2)14億円程度の利益を上げている。一人あたり年間300万円弱の利益。かなりの優良企業と言って良いだろう。

と、これを見たら「ふ~ん」で終わるところなのだが、ちょっと待って欲しい。

JASRAC が、14億円も利益あげているということは、徴収した著作権料を14億円も著作賢者に払っていないということではないのか?

<<中略>>

繰り越してたまりにたまった利益がなんと360億円もある。これも、本来ならば著作権所有者に還元されてしかるべきものではないのか?なぜJASRACの懐に溜まり続けているのだ?

と問題を指摘している。

気になる人は、
JASRAC 利益』(Google検索ページへのリンク)でGoogle検索してみると、驚く程この問題を指摘する人が
多いのがわかる。

いわば憎まれ役になっているが、未だ特に変化なく営業を続けていられるのは何故か?

・JASRAC側に優秀な法務・弁護士がつき法対策が完璧にされていること
・政府関係・マスコミ関係の権力者の天下りが多く、コネクションや圧力を利用することで問題が明るみに出にくい状況ができていること

といった点があると俺は憶測する。よくいわれていることだけどね。

ただ、JASRACだけを悪者にするのは間違いで、著作権というシビアな問題なだけに、ネットの使用状況などを見て、法律の方が柔軟に整備されていかなければならないのでは?と俺は思う。

企業に対して「利益ではなく人道を優先せよ!」といっても、それは無駄なことなのだと俺は思っている。
システムが整備されれば、粗悪なサービスは自然淘汰されていくものだと思う。
詳しく調べていくにつれ、まだその土台が日本では固まっていないのだな、という感想をもった。


長い記事でしたが以上。なかなか歯ごたえがあったんじゃないかなぁ。
法律にあまり詳しくないのもあって、間違えた情報もあるかもしれません。誤りを発見した方は伝えてくださると嬉しいです。
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