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人生万歳!の感想と考察【映画レビュー】

   ↑  2011/08/17 (水)  カテゴリー: 映画レビュー
人生万歳!(公式サイト)という映画を観ました。
監督は映画監督であり俳優、脚本家、小説家、クラリネット奏者でもあるウディ・アレン。

Wikipediaを見る限り、特に受賞などはしていない映画のようですが、個人的にはかなり面白い部類に入る映画だと思いました。この作品を観るまでウディ・アレンという監督のことを知らなかったのですが、かなり癖のある監督だと感じると共に、興味を持ちました。個性と魅力のある監督だと思います。

あらすじ


かつてノーベル賞候補にもなった天才物理学者ボリスだが、「人生の無意味さ」について悟り、自殺を図る。
命は助かったボリスだが、職や家庭、そしてリッチな暮らしを失い、NYのアパートにひとり住む身に。
そんな彼の元に、ひょんな事から南部出身の家出娘メロディが転がり込んでくる。
親子ほどの歳の差がありながらも、ボリスとメロディは結婚。
楽しい新婚生活を送り始めるが、そこへメロディの母親がやってきて、事態はややこしい事に。

解説


「それでも恋するバルセロナ」のウディ・アレンによる通算40作目の監督作。ニューヨークを舞台に、冴えない中年男と若い娘の奇妙な恋愛模様を描く。出演は、現代アメリカを代表するコメディアンのラリー・デヴィッド、「レスラー」のエヴァン・レイチェルウッド、「シャッター アイランド」のパトリシア・クラークソン、「トリスタンとイゾルデ」のヘンリー・カヴィル、「カウガール・ブルース」のエド・ベグリー・Jr.など。

(goo映画(人生万歳!)よりあらすじと解説引用。)








感想(ネタバレ有り)


セリフにもありましたが、ほんとになんでもあり!な展開。
ストーリーだけ追うと、本当にムチャクチャ。あり得ない話。
ですが、主人公ボリスの皮肉、ボリスと美少女のミスマッチさ、ボリスの心が移りゆくさま、ボリスの言葉の言い回し、ボリスに影響を受け変化していく美少女メロディの発言、厭世的ながら、どこか憎めないボリスの様子…などなど、全体的にかなり笑ったり和める場面が多かったです。

映画の進行自体もかなりスピーディーで、セリフもひとつひとつがウィットに富んでいるので退屈する場面がなく、面白かった。

特にボリスとメロディが出逢った時の、ボリスの皮肉を全て素直に捉えてしまう純粋無垢さと、それに呆れるボリスの掛け合いの様子は、落語やコントを観ているようでかなり面白かったです。

全体的にコメディタッチですが、社会風刺的な発言やブラックジョークが殆どを占める点が、ただのお笑い娯楽映画とは異なるように感じた。ボリスのセリフは、かなりシニカルで、共感したり馬鹿にして笑える一方で、グサグサくる人にはくるかもしれないし、あるいは「まぁそれはそうなんだけどさ…でもそれを言ったら元も子もないでしょ。。」というように、全く共感できない人もいるかもしれない。
個人的にはかなり共感できちゃった。
自分自身もヘンクツな面があるので、そういう意味では物おじせず人に対しグサグサと言うボリスにはかなりスカッとさせられた。
「Stupid!!」
と思う相手の発言に
「Stupid!!」
と直接言える人は、なかなかこの世の中にはいないからね。そこがボリスの面白いところ。

それとは逆に、そうした厭世的で皮肉屋でヘンクツなボリスに対するメロディのセリフひとつひとつも、かなり直球で的を得ていることがあってドキドキさせられた。
「噛みついてばかり、本当はいい人なのに」
というメロディーのセリフに対し、ボリスは否定の言葉を言いませんが、内心どのように思ったのかな?など、色々想像させられました。

また、かなり考えさせられる面もありました。
美少女とヘンクツジジイが同棲したり、女と男と男の3人暮らしだったり、ストーリーはあり得ない展開の連続。しかし、冒頭の観客へのボリスの語りかけや、「なんでもあり!」というセリフ等、明らかに意識的に「あり得ない展開」を展開しつつ、そうした中で
「自由な目線で人生やあり方を見つめた人達」
のハッピーエンドを演出することで
「有り得る、あり得ないといった固定の価値観に縛られること」
そのものを否定しているようにも感じた。

たとえば、「知的で、美人で、芸術や音楽の趣味も合う女性」となら合うだろう、そういう人と付き合うべきだろう、と考え付き合っていたが破局する羽目になった一方で、物理学と全く無縁、或いは真逆のの占い師や、知的とは決していいがたく音楽的趣味も決して合わない無知な女性と結ばれ幸福感を得たボリス。

女性との結婚で性的魅力を感じなかった一方で、男性との恋愛に目覚めるメロディーの父。

その他、メロディーも、その母親も、
「こうあるべきだ」
といった考え方を捨てた途端に、全く新しい幸福の形、自分なりのハッピーエンディングを描けるようになった。
この世界の皆の人生がなんでもあり!なのではなくて、
なんでもあり!と考え、変わっていける人こそが幸せを手にすることができるのかな、
だとか、そういうことを考えさせられた。

映画の宣伝文句に
「これこそハッピーエンディング!」
とあったから、てっきりボリスとメロディが、別れたりしながらも寄りを戻してハッピーエンドかな!
そういうアッサリ系のラブコメディかと思いきや、あっさり別の男性に惚れるメロディ。あっさりと別の女性とデキてしまうボリス!
そうした点が、他のラブコメ作品とは大きく違うなぁと思わせられるところでした。
虚しくもあり、現実的でもある。
そうした中でも、永遠の愛のない無常な現実や、永遠ではない愛というものを完全に否定するのではなく、
最後に愛の幸福を素直に受け取る登場人物たち、ボリスの幸せな笑顔を見せてくれる。

確かに、
「これこそハッピーエンディング!」
愛ってそんなに、悪いもんじゃない。だって、なんでもありだからね。




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