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ミラージュの感想~ただ弟のために戦う覆面ヒーロー~【映画レビュー】

   ↑  2013/02/28 (木)  カテゴリー: 映画レビュー
皆さんこんにちは。

ヒーロー映画というと、何を思い浮かべますか?仮面ライダー、バットマン、スパイダーマンなど、星の数ほどあると思います。自分が最近観た『ミラージュ』。日本ではあまり宣伝もされていないチリの映画なので、正直知名度はかなり低いと思います。しかし、この作品に出て来るヒーロー『ミラージュマン』のカッコ良さは、有名ヒーローたちにひけを取らないことをパトリックが保証します。おすすめ。

あらすじ・解説

【解説】
街の平和を守るのは、“自家製”スーパーヒーロー!?
“チリの映画文化を変えた”と称賛され、ハリウッドからのオファーが絶えない若き天才監督と、“ラテンドラゴン”と呼ばれ、高い人気を誇る肉体派俳優がタッグを組んだ!!『キック・アス』『スーパー!』に続く、“お手製ヒーロー”アクション!!

【ストーリー】
クラブの用心棒マルコ(マルコ・ザロール)は、強盗に襲われ両親を惨殺された過去をもつ男。唯一の家族、弟のチトはそのショックで心を閉ざし、現在入院療養中。愛する弟の治療費と生活費を稼ぐため、クラブのオーナーからの嫌がらせに耐えながら、毎日一人黙々とトレーニングを続けるマルコだったが、ある日、日課のジョギング中に偶然強盗団が押し入る現場に遭遇する。とっさに強盗のマスクを奪って顔を覆い強盗団を撃退、襲われていた住人女性を救う。そのまま顔を見せずにその場を立ち去ったマルコ。 次の日、ワイドショーでは「覆面ヒーロー、強盗を退治!」のニュースで大騒ぎとなる。マルコが助けた女性は人気美人TVレポーター、マリアだったのだ。チトもニュースを見て大喜び。覆面ヒーローのマネをして少しずつ心を開いていく。 その様子を見たマルコは、弟のために一大決断をする。お手製の覆面をかぶり、「ミラージュマン」と名乗って街に巣食う悪者たちと戦うことを決意する。決して素性を明かさない「ミラージュマン」。彼のマネをしてヒーローを名乗る者まで出てくるなど、一躍時の人となるマルコ。ミラージュマンとして、マリアともいい雰囲気になっていくのだが…。
(Amazon『ミラージュ』より引用)

【キャスト】
マルコ・ザロール、マリア・エレーナ・スウェット、アリエル・マテルナ、モーリシオ・ぺスティック

【スタッフ】
監督・脚本・編集:エルネスト・ディアス・エスピノーザ

ミラージュ予告編(Youtube)

感想(ネタバレ有り)

パッケージからしてチープ感が物凄く、ああ、これはくだらないB級映画かな(好きだけど)、とあまり期待せずに観た。が、かなりいい意味で裏切られた。この映画においては、そのチープ感こそが肝だった。

物語の主人公マルコは、たった一人で組織に立ち向かう。服も武器も全て自作。自作だから、当然チープなコスチュームになる。初めはそのダサさが笑える。ここらへんはキックアスと似た展開といえるだろう。下手くそな絵でコスチュームをデザインしようとするシーンや、見つかりそうになり急いで着替えるシーンなど、重いストーリーの中でも、クスッと笑えるシーンが結構ある。しかし観ていくうちに、真剣そのものな主人公の実直さに飲まれ、笑いが感動へと変わっていく。ユーモアとシリアスのバランスが素晴らしい。

自作コスチュームで戦う一般人という設定や予告の雰囲気から、コメディを想像する人も多いだろうが、ストーリー自体はかなり重い。

主人公であるマルコは
「通り魔に襲われて両親を殺され弟はレイプされる」
というあまりに悲惨な過去を持っている。更に、弟は事件のショックから未だに病院に入り心を閉ざしてまっている。重すぎる。

主人公が何故狂ったように毎日身体を鍛えたりランニングしているかは作中で説明されないが、恐らくはこうした過去の経験から弟を守る強さを手に入れるため、或いはトレーニングすることで過去のそうした辛い経験を振り払おうとしているのだろう。もしくは用心棒の仕事で溜まるストレス発散のためかもしれない。仕事場のボスには「大会のためかヴァンダムかぶれか……」と馬鹿にされるが、どういわれるだけの「トレーニング・バカ」に見える。木人椿でガチすぎるトレーニングをする姿はちょっと面白い。実直すぎてちょっと可愛いところがあるため、劇中殆ど喋らないマルコだが十二分に感情移入することができる。

使い道のない筋肉だったが、襲われていた女子アナを偶然救ってから、その力を自警活動に使う方向へ目覚めることになる。仮面のヒーローが戦う姿に、弟は元気を取り戻していく。自警に目覚めたマルコは、弟のために、正体を明かさず、仮面のまま悪者を倒していく。ここらへんは王道といってもいい設定だが、敵となる団体が「ペド・レッド」という幼児誘拐組織集団なのは、苦笑いしてしまう。どういうネーミングセンスだと。ただ、こうしたふざけたような荒唐無稽な設定内容と王道ダークヒーロー要素、コメディー要素が絡み合って、絶妙な味を醸し出している。細かいことは気にするなといわんばかり。

チリ版キックアスと言われるが、ミラージュマンはキックアスよりも先に作られた作品らしい。それに、キックアスよりも孤独で、キックアスよりもシブい(個人的意見)。何よりも強い。滅茶苦茶強い。マルコは、闇の組織の一因でも大富豪でも何でもなく、ただの一般青年なので、武器などは一切持っていない。そのため、序盤は全て素手で悪党どもを倒して行く。まず、この肉体を駆使したアクションシーンに圧倒される。マルコ(通称マコ)演じるマルコ・ザロールは、ラテンドラゴンと呼ばれるだけあって、すさまじくかっこいいアクションを見せてくれる。鍛え上げられた肉体から繰り出される技の数々は、そのどれもが冴えわたっており、まるで研ぎ澄まされたカタナのよう。たった一人、武器も無しに数十人の敵をなぎ倒していくさまは、爽快以外の何物でもない。まるでカンフー映画、スパルタンXのようにバタバタバタバタと敵が倒されて行く。蹴り技やカウンターが中心でアクションも非常に派手でカッコいい。決めポーズもあり、バイクで走る場面など仮面ライダーのような特撮ヒーローモノを彷彿とさせる懐かしさもある。

しかし無敵ではない。完全にカンフーヒーロー的な展開で続くのかといわれるとそうでもないところもこの作品の大きな魅力。序盤から中盤までずっと肉体一つで闘っていた主人公が、最後の戦いでは、防弾チョッキを着込み、自作の刃物や拳銃を使って相手を殺していく。それまでのような派手なアクションは殆ど無く、残酷なまでに地味でリアルな虐殺が繰り広げられていく。これが命のやりとりだ、これがヒーローの現実なのだと言わんばかり。序盤までのカンフー映画的場面との対比も相俟って、ボロボロになった主人公の武器を使った殺人シーンは、悲壮感が凄まじい。観ている側は目を覆いたくなるシーンばかりが続く。ノン・フィクションヒーローと呼ぶにふさわしい姿を見せてくれる。

「がんばれ、ミラージュマーーーン!!」
思わず叫びたくなるところだった。笑

そこからラストまでの展開は鳥肌モノ。主人公が一人の人間から、真のヒーローになった瞬間だと感じた。音楽も非常にいい。最後に弟が見上げる場面で流れる音楽は感涙モノ。

画質に関しては、家庭ビデオ画質で撮られる場面が多く、安っぽい。しかしそうした安っぽさが逆にドキュメンタリーのようなリアリティがあっていい。映画ではなく現実で、本当のコスチュームを着て闘う男をテレビで観ているような気持ちになる。主演はマルコ・ザロールのままアメリカでリメイクされるらしいが、このチープな映像で描かれるミラージュの世界も一度観ておくべきだろう。個人的にはかなりハマった。

オススメ度

★★★★★
期待度と知名度の低さに比べ、作品の面白さが際立って感じた。映画はハードルを下げて観るにこしたことはないなと思った。オススメ度という観点からいくと、この映画は非常にオススメだ。低いであろう製作費でよくここまでの映画がつくれたなという印象。



バットマンやキックアスのようなややリアルなヒーローモノが好きな方には実にオススメの作品だ。自分はそうした作品が好きなのもあり非常に楽しめた。シブさが際だっているので、女性よりも男性向けの映画といえるだろう。男のロマンが詰まっている。あまりに面白かった上に主人公も弟も幸せになってほしいという願いもあり、続編にも期待してしまう造り。続きが観たい、いつまでも観ていたいと思わせるような、いい映画だった。

・わかりやすかったレビュー
チリ版「キック・アス」。『ミラージュマン/MIRAGE MAN(原題)』  映画感想vol.1
PATRIK TIMESでは画像は殆ど使わない(怠慢)ため、こちらの方が画像つきでわかりやすいだろう。
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