PATRIK TIMES私は現代に生きるスナフキン、またの名をフキンシンという。アブサン飲んで、グッド・バイ。 

この記事に含まれるタグ :
キャビン  B級  ホラー  サスペンス  スリラー  アクション  映画レビュー  

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加 にほんブログ村 音楽ブログ バンド活動カテゴリーへ
では、グッド・バイ。
<スポンサードリンク>


(記事編集) http://patrikeiji.blog37.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑

キャビンの感想と考察~ホラー映画オールスターズ~【映画レビュー】

   ↑  2013/03/13 (水)  カテゴリー: 映画レビュー
予告で気になっていたので、速攻で見に行きました、『キャビン(原題:キャビン・イン・ザ・ウッズ)』。予想に反して、実に大味な映画でした。これほどのお馬鹿映画は久しぶりです。ちなみに一緒に観た友人は「B級映画だったな!」と言っていましたが自分は普通に面白かったです。皆さんの感想も聴いてみたいですね。

この作品、かなりオマージュが詰め込まれています。まず、とりあえず作品を観る前に観ておくと二倍楽しめるであろうホラー映画……→『死霊のはらわた』この作品のオマージュは特に多かったです。他にもitやヘルレイザーなどホラー映画をいくつか観ている人はニヤリとできる場面があるはず。とはいえ全く観ていなくても十分楽しめるとは思います。

映画館で観たいと思っている人は、ひとまずネットなどは遮断し、事前情報など無しに観るのがいいと思います。このブログでは後半からネタバレのオンパレードになりますので、まだ観ていない人はブラウザをそっと閉じてください。

あらすじと解説

夏休みに山に出かけた若者たちがキャビン(山小屋)で謎の日記を読んだことをきっかけに次々と殺されていくが、その背後には“巨大な秘密“が隠されていた。ドラマ『LOST』のドリュー・ゴダードと『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが共同で脚本を手がけた秀作スリラー。スリリングな映像と、次々に提示されていく“秘密“に翻弄される作品だ。



以下、ネタバレ。

感想


「その背後には巨大な秘密が隠されていた」
「次々に提示されていく“秘密“に翻弄される」
あらすじにこのようにある。このようにあると、深い謎や予測のできない展開を期待してしまう。しかしこの作品の結末に用意されていたのは、かなりチンケな謎である。謎の正体は、文字通り巨大な神。巨大な謎って、そういうことかよと思わずツッコんでしまった人もいただろう。難解で深いサスペンスを期待して観に行った人は肩すかしを喰らったはずだ。本編を観てみると、謎という謎はほぼすべて劇場予告や物語の冒頭でほぼ全て予測できる。深く練られた世界設定やドンデン返しも特に無かった。
『神の怒りを鎮めるために若者たちを生贄に捧げるために科学者がシチュエーションを練って若者たちを殺そうとする』
という割にシンプルで大味な設定で、登場人物の行動も単純そのものだ。予告等では「深い」内容を期待させられた人も多いだろうが、あらすじを追っていくと、かなり適当で、実に大味な映画であることがわかる。

しかし、その大味さも含め、作品としてはなかなかおもしろかい部類に入ると思う。特に、終盤のモンスター・パーティー、ホラー映画オールスターズとでも呼ぶべき怪物・怪人の大集合は、色々な作品へのオマージュのオンパレードで、ホラー映画好き、映画好きのテンションを上げるには十分のおバカ展開といえる。予告に騙されることなかれ。これは壮大なおバカ映画である。そしてそのバカさ加減、やりたい放題加減は極まっており、ある意味斬新。そういう意味では人を選ぶが、ハマる人にはハマる映画だと思う。オマージュといえば、よくよく考えれば、
『山小屋に隔離される青年たち』
というホラー映画の定番のような設定やゾンビに襲われる場面等、序盤からオマージュのオンパレードのような気もする。ゾンビに襲われる場面なんかは、死霊のはらわたを思い出した。

若者たちを盗撮して監視する科学者たちは、ある意味ではそうした死霊のはらわた的ホラー映画の観察者であり映画観賞者の立場ともいえる。そうした映画観賞者の傲慢で残酷な姿を、この映画の観客は客観的に見つめるわけだ。ホラー映画を見に行って、
『ホラー映画を観る人を観る』
という複雑な構造が出来上がる。ここが斬新。定番の展開を提示しつつ、それを眺める人を加えることでこの映画が定番に陥ることを回避している。多くの観客は、死ぬ気になって逃げようとする美女を眺めながら乾杯する科学者たちを観て、残酷だと感じたことだろう。しかしよくよく考えてみると、我々が私生活でホラー映画を観る時の立場も同じようなものではないだろうか。誰が生き残り、誰が死ぬのか。調子に乗っているこの若者は早く死んでほしい、この美女は性格がよく頑張っているから生き残って欲しい。早く脱げ!乳首を出せ!出た!やったぞ!お、このビッチは一番最初に死にそうだな!傲慢にもそのようなことを考え、期待し、裏切られ、クライマックスが終わってからは、
「いい映画だったね」「ラストがイマイチだったな」
と、彼女や友人と語り合う。この映画では、そうした映画の鑑賞者たちをの姿を客観的に映し出す。おバカな映画でありながら、ホラー映画鑑賞者の視点を眺めるという点で考えると、非常に深くも感じられる。この目線で科学者たちを観ると非常に面白い。

細かいあらすじや設定面で大きなドンデン返しや深い謎を期待していくよりは、細かいことを考えずに、やりたい放題のパロディシーンや、映画鑑賞者の挙動などを存分に楽しむのがこの映画の楽しみ方だと思う。後半の怪物がたくさん登場するシーンでは、様々なホラー映画のキャラクターが登場し我々を楽しませてくれる。

そして結末では、人類は業を認め、滅びへの道を歩むことになる。これは、ホラー映画を観る我々の業についても考えさせられるものとなっている。

ストーリーを追いつつ解説していく。この作品自体がコメディ的で実に大味なので、アバウトにあらすじを説明していく。

適当すぎるあらすじ&解説

※あらかじめ断っておくが、かなり適当な解説なのでところどころ間違っているかもしれないがそれは御愛嬌。

まず、イキナリ科学者が登場し、女房のホルモンがどうたらと日常会話をしている場面から始まる。そしてそこから山小屋へ行く旅行をする若者たちの場面へと切り替わるが、この時点で、ああ、この若者たちはこの科学者たちに何か実験されるんだろうな、ということが予測できてしまう。

サスペンス的映画で、いきなりネタバラシ的なところから始まるのは珍しい。ここでここまでバラすということは、
「ああ、この作品、更に大きなドンデン返しがあるのかな。たとえば、この科学者たちも誰かに観察されていたりするオチがあるのかも。」
なんて予測がたってくる。まだ、この時点ではヘンテコアクションスリラー映画だということは理解できず、ゴクリと生唾を飲みながら先の展開を想像する。

旅行に行く哀れな若者たち5人は、
・処女女子大生
・金髪ビッチ
・筋肉ラガーマン(ビッチの彼氏)
・眼鏡インテリ黒人
・大麻ラリり個性的マン
といった定番の編成。観ていくと、ビッチが突然金髪にしたこと、処女が旅行に難解な大学の本を持っていこうとするなど、かなりインテリなことがわかる。そして5人集まってラガーマンのいとこの家への旅行が始まる。一番遅れて登場した個性的マンは、大麻でラリリながら社会がどうだとヒッピー的なことをのたまう。

GPSにも載っていない山奥へ進んでいく。途中、ガソリンを分けてもらいつつ道を聞くために、怪しげな木の小屋に寄る。コテコテだ。そこにいたオッサンは、若者たちに警告をする。警告をしていたオッサンは、どうやら科学者の一味らしい。つまり、若者5人はこの時点で科学者たちの思い通りに動いていることがわかる。しかし何故このおっさんが若者たちを慄かせるかの説明は一切ない。このあたりでなんとなくこの映画の大味さがわかってくる。

いとこが着く山小屋(キャビン)は山奥にあった。ボロボロかと思いきや、中はシックな雰囲気で結構広く、少し怖がりながらも皆ようやく少し和やかムードに。インテリが部屋に入ると、部屋の壁には人が大量ザンサツされているような実に悪趣味な絵が飾られていた。気持ちが悪いのでその絵を外すと、中にはマジックミラーが。ここで隣の部屋の処女の着替えが覗けるチャンスがくるが、葛藤するも覗かずにちゃんと報告する真面目なインテリ。

科学者は大画面でキャビンの中を盗撮して確認している。着替えを観そこねて残念がる科学者。この時点で、もうなんなんだコイツラ(科学者)は。真面目に仕事やってんのかよコレなんの企画なのよ、倫理的にマズいだろう、もしかしてコイツラ犯罪者か?とややこの作品のシリアスっぷりに疑問符を抱きながら観ることになる。しかしよくよく考えてみると映画を観ている時のいつもの我々がこんな感じなのだ。改めて考えさせられる。

やや不安に思いながらも、湖で泳ぐシーンが過ぎ、夜になると、ビッチが突然エロいダンスを踊りだす。個性的マンをエッチな雰囲気に誘うが、個性的マンは動じない。ラガーマンは彼氏のクセに笑って観ている。そしてゲームをして負けたビッチが、狼のはく製に向かってベロチュウする。それを観てドン引きの皆。科学者によると、髪染めにエッチなホルモンを入れていた関係で、ビッチがエロく覚醒していたようだ。つまりはビッチは普段はそこまでビッチではないのかもしれない。

ややこの時点でこの作品がおバカ映画なんじゃないかという想像が強くなってくるが、まだサスペンスホラーとして先の展開にドキドキしながら観る。突然地下室のドアが開く。若者たちを誘導するために科学者どもが開いたのだろう。ゲームの命令で地下室に入る処女。ここはちょっと怖かった。地下室には西洋人形やホラ貝、ビデオなど様々なものが。科学者たちは、ラボの中で「怪物が何になるか」で賭けをしていた。地下室にあった日記には、一家のザンサツ記録のような日記が書いてあった。そして、死亡した一家が蘇るラテン語を読むと、小屋の外の地面の中から大量のゾンビが。

「怪物はゾンビに決定!」と、賭けの勝者が決まり盛り上がる研究者たち。不謹慎だろ!どうやら地下室には他にも怪物を呼び出す要素がいっぱいあったようで、科学者は半魚人に賭けていたようだ。もしホラ貝を吹いていたら半魚人になっていたらしい。他にもきっと、映画のフィルムを回したら何何、、と色々呼び出す要素はあったのだろう。

ビッチとラガーマンは、二人で出掛けることになる。青姦か!?二人が出かけている間、インテリと処女はいい雰囲気に。大麻男はなんだかみんなの様子がおかしい、普段はラガーマンはあんなに乱暴じゃないし、ビッチもいつもよりエロいと言う。この発言は実は正しかったのだが、処女は、あなたがラリっているせいでしょ、と取り合わない。そして部屋に戻った大麻男は、みんなおかしいぜといいながら絵本を読むが、突然聴こえた
「散歩に行きなさい」
という幻聴を聞き、なんだこの声は!……さんぽに行くか。といって散歩に出かけてしまう。

さてさてビッチとラガーマンは外でいい感じ。それを眺めるエロ科学者ども。ラガーマンがビッチを抱きしめようとするも、ビッチが
「ここだと寒いわ、、」
といって拒否したせいで青姦おあずけ。がっかりする科学者たち。ならばと科学者はラボの中に用意されているツマミを上げて森の温度を上げる。山奥にあるように見える森は科学者の実験用に用意されたドームのようなものなのかもしれない。っていうか、なんだよこの機能。馬鹿か!ちょっとコメディ感が強くなってくる。そして服を脱ぐ女の露わになった乳首を見ながらガッツポーズする科学者。盗撮はアカンで。といいつつも自分も内心ガッツポーズ。
「クライアントも喜ぶしな」
と何やら科学者たちの背後にいる大きな存在のことが仄めかされる。裸で喜ぶということは人間か?ここで自分は、若者たちのスナッフムービーを盗撮し裏社会に販売しているのかな?といったことを想像した。しかしそれではオチが弱いような気もする。先の展開を予想しながら、ややワクワクする。ここでの科学者たちは、映画観賞者であり制作者の立場でもあったのだろうと映画を観た後改めて思う。

いよいよセックスという時に、ゾンビがやってきて、女を引きずりだして殺してしまう。こんなにあっけなくていいのかよ。倫理観が崩壊している科学者たち。死者が出ることで、科学者たちが何か正規の実験をしているのではないということがわかってくる。女が死ぬと石板のようなものに血の刻印が入っていく。これはなんだ?妙にチープだが何かスピリチュアルな世界観なのかもしれないとここで予想できる。ラガーマンは血だらけになりながらも生き残り、急いでキャビンに戻り「ヤバいぞ、早く逃げよう」と報告する。大麻マンは外を散歩しながら、空に星が一つもないことに気がつくが、そこであらわれたゾンビ少女に襲われる。急いでキャビンに戻る。ラガーマンが、玄関のドアをバンバン空けようとするゾンビを抑えながら、団結して行動しよう!と言う。

しかしここで科学者が、チクショウ!団結なんてさせるか!と、突然ツマミを上げ部屋から何かのフェロモンを放出する。どうやら団結されると困るらしい。それを嗅いだラガーマンは、やっぱり団結しないで個人行動しよう!と意見を180度変更。それにみんなのっかる。部屋に戻った大麻マンは、なんだこの状況は!みんなおかしい!どうかしてるぜと言いながら部屋で武器になるものを探していると、偶然にも隠しカメラを見つけてしまう。
「なあんだ、ドキュメンタリー番組か。じゃみんなにこの場面見られるのか」
とノンキなことを言いだす。そりゃあみんなそう思うだろう。しかし直後に現れたゾンビに引きずりだされ、殺されてしまう。ああっ、、貴重な個性キャラが、、

人は続々と死んでいくが、科学者が観ている場面がチョイチョイ入ってくるので、妙に緊迫感がない。人が死んでいるのに割とあっけらかんとしている科学者たち。ゾンビは出て来るが、科学者どもが観察している画面と合わせて観るとかなりリアリティと怖さが薄れる。この映画は本当にホラーサスペンスだろうか。何かマイケルジャクソンのスリラーや、古めかしいホラー映画のPVを観ている気分になってくる。

ラガーマンとインテリ、女たちは頑張って地下室から逃げ出し、車に乗り込む。科学者たちは焦り出す。
「失敗したら俺たちみんな終わりだ!」
と何やら意味深なことを言う。どうやら、若者たちを殺さなければ、依頼人に殺されるような仕組みになっているらしい。車は洞窟を通るが、その洞窟を爆破し、若者たちは先へ進めなくなる。かといってキャビンに戻ればゾンビ地獄。どうすればいい!そこで、勇気あるラガーマンが、
「バイクで対岸に行くぜ。」
という。対岸までは約10m。飛べばギリギリ届くかもしれない。助走をつけてジャンプ!届くかに思えたが、何か見えないバリアにブチ辺り、そのまま崖下へ転落してしまうラガーマン。再び石板に血が流れる。何かの儀式かもしれない。

処女はここで、前に大麻ラリリマンが言っていた、「みんなどこかおかしい、パペット(操り人形)みたいだ。」という台詞を思い出し、何か巨大な意思に裁かれようとしていると気がつく。そして絶望した処女だが、インテリは諦めるな!と言う。そうだ。二人ならなんだってできるさ!頑張って生き延びて科学者どもの鼻っ面をへし折ってやれ!

しかし、車内に突然あらわれたゾンビにインテリの首はかき切られ、運転者を失った車は水底へと墜ちる。潰えた希望の中、なんとか処女は這い上がる。しかし、そこで場面は更に緊迫。なんとゾンビが処女を撲殺しようとしている。そこで科学者たちのパーティー・シーン。撲殺の場面を背景に乾杯する科学者たち。イカれてるぜ。何とも皮肉のきいた場面だと思った。

だが、安心はできなかった。ここで現れた救世主、大麻ラリリ男。彼は生きていたのだ。
「愚者が生き残るとは!まずい!」
科学者たちにとって、どうやらこのラリり男は生きていてはいけない存在だったらしい。しかしゾンビをぶん殴り、二人で逃げることに成功。逃げこんだ先は、墓の下だった。墓の下は近代的な部屋になっており、その部屋にある伝線をいじりエレベーターを作動させる。万能だな大麻男。どうやら、大麻男は大麻でラリっていたおかげで、科学者たちのフェロモン攻撃がきかなかったらしい。おかげで明瞭な思考をもとにエレベーターを動かし脱出しようとする。エレベーターが動いていくと、次々に硝子の向こうにあらわれる怪物たちの姿。半魚人、ゴースト、なんと先ほどのゾンビの姿も。賢い処女は、自分たちがゾンビに襲われたことも、「私たちに罰を選ばせたんだわ!」とかなり賢い推理。

エレベーターを出ると、武装したSWATのような人に銃をつきつけられるが、エレベーターの中に転がっていたゾンビの腕がSWAT(仮)の足を掴んだおかげで助かる二人。しかし完全に武装隊に包囲され、絶対絶命の中逃げ込んだ部屋に、エマージェンシースイッチが。これを処女が押す。なんとこれは、硝子の中に閉じ込められていた歴代の怪物たちを全て解放するスイッチだった。こんなスイッチ用意しちゃだめだろ!笑

現れた怪物たちにより武装隊はザンサツされる。殺人ピエロに、煙オバケ、巨大ヘビにドラゴンのようなものなどもう和洋なんでもゴチャマゼ、様々なホラー映画に出てたようなモンスターのパレードが始まる。場面は血だらけの部屋に。殺人場面はややコミカル。キチガイ映画ですわこれ。だがこの場面がコメディも効いておりだいぶ面白かった。色々なホラー映画やアクション映画のオマージュなど入っているようだ。元ネタがわかったのは2、3くらいしかなかったがきっともっとあるはずだ。

どうやら科学者たちがいたのもこの建物のようで、科学者たちも怪物に殺される。処女と大麻男は二人で立ち入り禁止とされる地下室へ逃げ込む。地下室は遺跡のような空間になっていた。そこで謎のババアが出て来る。
「神の怒りを鎮めるために、馬鹿、ビッチ、インテリ、脳筋の血を捧げなければならない。処女だけが自らの生死を任される。」
というようなことをのたまう。おいおいだいぶスピリチュアルだな
過去の惨劇に比べれば5人の犠牲など、、というようなことを言っていた。過去の惨劇というのは、硝子の中に閉じ込められていたそれぞれのモンスターが過去に起こしたであろうザンサツのことを意味しているのだろう。これはまた、過去にホラー映画で悲惨な死を遂げた多くの登場人物のことを考えれば、この映画で死ぬ5人くらいなんだ!というような意味にもとれなくはない。
「人類のために、馬鹿(大麻男)は死になさい!さあ、銃で撃ちなさい」
といって処女に大麻男を撃たせようとする。処女は銃を構えて大麻男を撃とうとする。いやいやひどいね君。確かに人類のためといっても友達だよ!?いいのかいそれでと思っていると、後ろからゾンビ少女が出てきて、それに乗じてなんとか助かる大麻男。

ゾンビ少女とババアが仲良く深淵へと墜ちていった。お、これはまさか、ゾンビ少女=処女で、ババアが愚者ってことで、神の怒りが静まってハッピーエンドか!?と思っていると、そんな都合のいい結末は用意されておらず、
処女は
「そろそろ人類も繁栄を他に譲るべきよ」
大麻男は
「神の姿が見たかったな~」
と言って、崩れていく建物の中、突如出てきた神の腕につぶされてEND!なんとも豪快な終わり方だ。こうして人類は神の鉄鎚を下されることにより粛清されるのであった。


ん~、、かなり大味に解説したがだいたいあらすじはこんなものでなかったか。難解なサイコ・サスペンス・ホラーというくくりに期待して観ていったが、怖さや筋の難解さは一切なく、むしろそうしたものよりもラストのモンスター・パニックが一番衝撃的な映画だった。そういう意味ではだいぶ斬新な映画だと思ったが、予告で結構本気ホラーだと騙された人が多いのではないかと思う。

序盤にネタバラシがあるため、「先の読めない」ワクワク感が薄れていた。尤も、監督陣はこの作品の魅力はそうしたところにはないと開き直っていたのかもしれない。自分的には、ミストやプレデターやソウのような。「先が読めない、世界観がわからない」ところから序々に謎がとけていくような映画の、謎が解ける段階までのワクワク感が好きなので、早いうちに謎がとけてしまったのは残念だった。しかし、この作品では、謎や深さというよりは、『ホラー映画というもの』へのアンチテーゼとしての魅力がある。そうした点を引き立たせるためには、やはりメタ構造をメタ構造として捉えるための科学者の目線が必要だったのだろう。

筋に関しては、ハリウッド・アクション映画的でだいぶ大味。例えば味方側に仕掛け人・裏切りモノがいた、という展開があってもよかったように思うし、結末が「神」というのはやや大味すぎる気がした。むしろゾンビが全部造り物で、エレベーターの中でゾンビの手をよく見ると機械になっていることで、エンジニアの大麻男が真相に気がつく、とかそういうSF展開でもよかったように思う。しかし、そのように大味であるがゆえに、後半に「it」だとか様々な映画のオマージュキャラが登場する場面でも納得ができる。これがもしこの作品自体が非常にシリアスで設定も細かかった場合、あの多様な怪物がどこから出てきたのか、といった細かい疑問への答えが提示されないことへの不満が高まったことだろう。

ゾンビや怪物たちが解放された終盤の怒涛の盛り上げでは、やりたい放題加減がおもしろおかしく楽しめた。またメタ構造もあり、ホラー映画観賞者を眺める鑑賞者という視点で観ることにより深みが増し更に面白くなる映画だと感じた。そうした視点の複雑性や王道を用意しつつ王道から外れた展開というアウトロー感から、決して万人向けの映画とはいえないため人にすすめる映画ではない。しかし、やりたい放題だったり斬新な映画が観たい人は観てみるといいだろう。ホラー映画好きにとってはかなり楽しめる映画ではないかと思う。
関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加 にほんブログ村 音楽ブログ バンド活動カテゴリーへ
では、グッド・バイ。
<スポンサードリンク>


この記事に含まれるタグ : キャビン B級 ホラー サスペンス スリラー アクション 映画レビュー 

FC2スレッドテーマ : 映画レビュー (ジャンル : 映画

(記事編集) http://patrikeiji.blog37.fc2.com/blog-entry-461.html

2013/03/13 | Comment (4) | Trackback (0) | このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑

Comment


承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

 |  2014/05/31 (土) 14:37 No.1264


承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

 |  2014/07/17 (木) 12:17 No.1266


承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

 |  2015/07/04 (土) 23:02 No.1275


承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

 |  2016/03/09 (水) 07:47 No.1278

コメントを投稿する 記事: キャビンの感想と考察~ホラー映画オールスターズ~【映画レビュー】

こんにちは。気軽にコメントを、残していって、くださいね。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開するナイショ仕様)
 

Trackback

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。