PATRIK TIMES私は現代に生きるスナフキン、またの名をフキンシンという。アブサン飲んで、グッド・バイ。 

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パシフィック・リムの感想と考察

   ↑  2013/08/20 (火)  カテゴリー: 映画レビュー
まだ観ていない人のために、前半はネタバレ無し、後半は ネタバレありでレビューしていきます。

監督は「ギレルモ・デル・トロ
メキシコ出身の監督で、10年以上特殊メイクに関わった後に監督になるという異色の経歴の持ち主。
その経歴も活きてか、本作も「怪獣(Kaiju)」の造形のリアルさ、デザインの特殊性が大きな見どころのひとつになっています。彼の有名作の一つであるパンズラビリンスに出て来るパンのような、妙に人間味の感じられる独特の雰囲気をもったデザインの怪獣が数多く出てきます。妙にリアリティがあったりグロテスクに見えるのは、まさに特殊メイク業界での経験が活きているといえるでしょう。怪獣の血が吹き出る場面や脈うつ場面、しっぽが巻きつく場面など、非常にリアリティがありのめりこめます。

ただし、内容的には「パンズ・ラビリンス」的なリアル志向のグロテスク作品とは大きく異なり、近年の映画作品でいうとバトルシップに近く
「アクション性の高い近未来SF映画」
的な作品に仕上がっています。日本人が活躍する、海での戦闘が中心、未知なる生物が相手と、類似点がいくつかあります。

日本の要素が出る映画は非常に多くありますが、その多くが
「ワイルドスピードX3」
のように、どうみても日本じゃなかったり、日本人役の出演者がカタコトの日本語を喋ったりする中、この作品では
「菊地凛子」さん
「芦田愛菜」ちゃん
ら二人の日本人がきちんと日本人を演じてくれます。しかも、ヒロイン。
こうした大作で日本人が準主役級をやるのは非常に珍しいことだと思います。まずそこが見どころです。

公開前からわかる人はわかると思いますが、ウルトラマン等の日本の特撮や、エヴァやガンダムのようなロボットアニメのオマージュがわんさか、監督の男のロマンを体現したような映画です。そういう意味では「当時」ウルトラマン世代だった結構年齢層の高めな大人が観ても楽しめると思います。作品中にも、怪獣マニアの博士が出てきたりしますが、そういう人のこの映画の評価が気になるところではあります。ロボットアニメ、ロボット映画好きの自分にとってはかなり楽しめる映画でした。こいつバルタン星人じゃね?とか、特撮モノと比べて観ると更に面白いかもしれません。当時観ていたものがかなり高いクォリティになって劇場で観られる、となると、観くなる人はたくさんいるはずです。

この世界では、未知なる存在「Kaiju」と戦うロボットは「イェーガー(ドイツ語で狩人の意味)」と呼ばれています。このイェーガーのデザインや動きに関しては、賛否両論あると思います。

まず、ロボットアニメによくあるような派手な変身シーンや合体シーンは一切ありません。ガンダムのような尖ったアンテナやシャープな造形でも無し。戦闘もパンチが中心で、デザインも非常に地味でリアリティを重視しています。そういう意味ではややフロントミッションやアーマードコアに近いですが、何しろ巨大。巨大ゆえにかなり鈍重です。その上アーマードコアやフロントミッションのようなバーニアスラスターが無いため、基本的にスラスターは使用せず歩行での移動になります。歩く度街を踏みつぶす様はまるでウルトラマン。笑

日本のロボットアニメでいうと、ビッグ・オー的な重厚感があり、その重厚さ、鈍重さこそがイェーガーのウリですね。デザイン的には主人公機よりストライカー、チェルノの方が好きでした。ただ、肉弾戦中心の近距離タイプというポジションなのは男気があって素晴らしいと思います、「ジプシー・デンジャー(主人公機)」。

運転システムは、過大な負荷を分散させるため2人のパイロットによるシンクロ「ニューラル・ハンドシェイク」が必要という斬新なもの。それゆえコックピットも特殊な形になっている。その際に記憶の一部もパイロット二人で共有することとなり、そこが本作品の一つの大きなカギとなっている。

シンクロというとエヴァを思い出すが、そうしたロボットアニメのロマンを感じさせます。操縦システム的には、どちらかというとエヴァよりはアクエリオンの方が近いけど。
アクエリオンでは
「あなたと合体したい」
という下ネタがあったが、こちらの作品でも、
「君と結合したい」
「結合で大切なのは、心の繋がりだ」
というようなどう解釈しても下ネタに聴こえるような台詞がいくつか。

舞台は香港中心ですが、日本人の女優が出演するロボット映画ということで、日本人もワクワクでき共感できるポイントがいくつもあるため、必見。個人的にはかなり面白かったです。特撮オタク、ロボットマニアにとっても楽しめる映画だと思います。どちらかというと、女性よりは男性、しかもややオッサンの方が楽しめる映画かも。登場人物の心理描写はやや薄く内容も薄めですが、それを補ってあまりある「イェーガー」そして「Kauiju」の織りなすアクション。魅力的です。

ネタバレ有りの感想


全体的に長くは感じたが面白かった。世紀末な世界観なので暗くなりがちだが、怪獣が暴れるシーンで振り子でチ―ンと揺れたり、ハンニバル・チャウがあっけなく喰われたり、博士がなんとなくコメディタッチなキャラだったりと、なんとなくリラックスできるポイントがいくつか用意されているため、そこが良かった。

特に博士二人が怪獣とシェイクする場面は最高。この映画で一番テンションが上がったシーンだった。逆に言うと、アクションシーンではいくつか不満が。

一番の不満は、戦術で魅せるシーンが殆どないところ。ただ正面から殴り合うばかりであまり芸がない。たとえばパンチが効かないから、口を開いたところで口の内側に必殺技を打ち込むとか、ビルに被害を与えないように海に誘いこむとか、敵を誘いこんで地雷かますとか、そういう戦術的な要素があると多分戦闘シーンがもっと楽しくなったと思う。二人の脳が合わさった結果賢くなって戦術が思いつくだとか、そういう要素がってもよかったんじゃないかな。そうでないと、ハンドシェイクシステムがイマイチ活きてこない。

また、パンチでの肉弾戦を中心に闘うが、刀もあるという点。これ、はじめから刀使えよといいたくなってしまう。まあロボットアニメやロボット映画でそうした細かい点を突っ込むのは野暮かもしれないが。ジプシーデンジャーに飛び道具がついていないのは、男のロマン的にはかなりアツかったが。一応、パンチ力を上げるロケット推進機と蛇腹剣であるチェーンソードは後につけられたものらしく、パンチもただのパンチではないことがうかがえる。主人公とマコは日本式の剣道と棒術を混ぜたような形式で一度対戦していたので、そうした場面を踏まえた上で、タックルしてくる魚型を斬る場面はかなり燃えた。

良かった点として、鞭のようにしなるところから剣になる場面や、ストライカーが胸のミサイルで怪獣を倒したり、冷却して相手のしっぽを凍らす場面。結構そういうギミック的なものがあると楽しいのでもっとたくさんそういうものを観たかった。ロシアの二人組がボトムズみたいでかっこよくて強そうだったので、もっと活躍してほしかった。そう思えるくらいそれぞれ個性が強くのめり込めた。

内容的な面での不満は、強かった主人公兄弟がいきなりやられる場面。それまでの怪獣を楽に倒してきて、余裕な感じで挑むも負けるわけだが、この主人公たちを倒したナイフヘッドという怪獣が、主人公たちが倒してきたそれまでの怪獣と比べてどれほど強かったのかが描かれていなかったのが残念。

もし大して強くなかったのならば、主人公たちの身勝手な命令違反で負けたようなもの。実際、10万人の命と10人の命を天秤にかけて10人守るために負けて10万人死んだら笑えないわけで司令官の言った命令は正しかった。
もし命令違反の結果隙を突かれてナイフヘッドに負けたと受け取ると後に主人公がマコに言う
「命令には従わなくていい」
という言葉が非常に残念なことになる。しかもそれを反省してないんかいと。
「パイロットの腕が悪いからイェーガーが廃止になったんだ」
というストライカーのパイロット、ハンセンの言葉も、グサッと突き刺さる。本気出せば勝てたんじゃないのか、とか思ってしまう。それ故、船を守るようなシーンはあそこで必要だったのかと思ってしまう。マコと組んでいる時に守るシーン入れたんでよかったんじゃないかと。

シェイクの設定に関してそこが残念だった。一方で、怪獣とシェイクするという発想はかなり面白く感じた。シェイクの設定はそこで一番活きていたように感じたが、主人公たちのシェイクはもうひとひねりあってもいいように感じた。というのも、
「運動も勉強も大してできない、ただ、ニューラル・ハンドシェイクの適正が抜群だった」
という設定の主人公が兄弟と一緒に活躍し、イェーガーの操縦において重要なのは能力よりもいかにシンクロできる相手と組むかである、というような導入部分を見せられたにも関わらず、その後に出て一番活躍する主人公とマコの同一性というか、共通性を表現するポイントが主人公とマコによる剣術対決程度であり、
「二人が圧倒的に強い」
という点にあるのがやや残念だった。

もしかしてシンクロ率より個々の能力の方が重要なんじゃないの、と思ってしまった。
二人のシンクロ失敗からの暴発寸前のシーンも、シンクロ成功、、、あっ!
という演出よりは、シンクロ率上昇中、、40%、、50、、60、、、あっ!
という程度にしておけば、いきなり一回目のシェイクで100%で成功という不自然さが薄れたのではないか。

主人公がはじめの方からやたら司令官にやたらマコを推したのも、強くて可愛いからっていう理由だけじゃないんかい、と思ってしまう。隊長もストライカーにすんなり乗れちゃうし。ハーキュリーズと昔一緒にイェーガーに載ってたから息子ともすぐにシンクロできた、ってんなら納得もできるけど。結局兄弟や家族じゃなくても100%とか出ちゃうんやん。と思ってしまった。


怪獣アクション映画としてアツい展開としては、人格者で優れた兄と、いい加減で自信過剰な弟のコンビが主人公で、二人はシェイクの適正が高いため圧倒的な強さでイェーガーを操り連勝するが、ナイフヘッドがそれまで出てきた怪獣と比べ圧倒的に強く、初めは余裕を持って挑んだが押され負け、兄が自分をかばって半身で攻撃を受け止めて死亡し、主人公が生き残るという「タッチ」的展開。
そして、兄の死以降成長した主人公とマコが組む中で、実力は二人とも高いものの、兄弟でもない二人のシンクロ率は80%以上あがらずイェーガーが操作できない。そんな中、マコに兄の記憶が流れこんでくる。
マコ「これは……お兄さんの記憶!?」
主人公「まさか、、俺の中の兄貴の記憶がマコに流れ出している……?
兄さん。力を貸してくれるのか?」
オペレーター『60、70、80、、、上昇していきます。
100%!ま、まだ上昇します!ひゃ、120%!』
司令官『どういうことだ!何が起きている?』
マコ「行きましょう。全てにケリをつけるのよ。」
マコ&主人公「ゲット・セット(兄弟でいつも言っていた合言葉)」
そこでナイフヘッド、またはそれと同型の怪獣と再戦し、成長した主人公たちが勝つ!!
という展開がよかった。まあベタすぎるな。笑

そういう妄想が捗るのは、設定がいい証拠であり、この設定から第二、第三の続編が観たいと思えるような映画だった。


設定について。
裂け目から植民地支配のために怪獣が出て来るという設定は、ありそうで無い、とてもいい設定だと思った。怪獣の世界はミステリアスでまだまだ謎が多く、今後続編も期待できる。続編も観てみたいと思える程度にまだまだ開拓の余地のある登場人物、世界観設定だった。最後の最後でチャウが出てきたのもいい。濃いキャラは生き残っていてほしい。。

★★★☆☆
ロボットアニメ、ロボット映画が大好きな自分としては、かなり楽しめた。普通に面白い映画だったので3。
普及の名作だとか、超傑作というほどヒネリは無いが、純粋なSFアクション映画としてはかなり高いクォリティだと思う。主人公の魅力やカリスマ性は、アイアンマンやダークナイトと比べるとやや落ちる。脇役の方が個性が強く、主人公はやや没個性的。悪くいえばありがち。好きなキャラでは無かった。
マコ役の菊地凛子はかなりよかった。スーツもとても似合っていた。

繰り返し流れるテーマソングは、いまいちぐっと来なかった。もうちょっとかっこいいメロディーラインは無かったものか。デンジャラスランの「No Church in the Wild」のようなクールさがほしかった。ただ、印象には残る音楽。

そうしたマイナス点を加味して★三つ。皆さんの感想も聞いてみたいです。
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